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日本の精神疾患者数は約419万人（2017年）と言われており、約30人に1人が精神障害を持っています。病識のない方も含めると、この数はもっと多いことが想定されます。「がん・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病」の4大疾病に精神障害が追加された事で、今は「5大疾病」と言われており、精神疾患は誰もがなりうる疾病となっています。

日本の年間の自殺者数は約2万人（2021年）、毎日50人以上が自殺している計算になります。その全てでは無いですが、ご自身のうつ病等を放置せずに病院に行き、薬をもらってしっかり服薬し、生活環境を整えることができたならば、もしかしたら改善の方向に進んでいた人もいたのではないか？と思うと、本当にもったいない気持ちになります。

未だに知的・精神障害者に対する差別と偏見は世の中に根強くあると感じています。それは、精神障害や知的障害のことが良く分からない、知らないから怖い、という事や、メディアなどからの先入観で過度にネガティブなイメージがついてしまっている事、などからきていると私は考えています。障害のある方はご自身の障害によるものだけではなく、社会的障壁にも影響を受け、日常生活や社会生活が通常に行い難い状況にあります。

障害のある方が地域に溶け込んで普通に安心して暮らせるように、また、障害のない方も同じように地域で安心して暮らせるように、我々がその橋渡しとなり、地域共生社会の実現に貢献できればと考えています。今後も、サービスをご利用くださるご利用者様や弊社で働いて下さる職員様、関係機関の方々や地域の皆様への感謝の気持ちを常に持ち、障害のある人もない人も全ての人が安心して暮らしていける共生社会づくりに取り組んでまいります。

合同会社 コンフォルトモンテ
代表社員・精神保健福祉士
山本　展央